2012/04/16

アルザス菓子講習会でイースター菓子ラマラの実技を見学してきました。





先日、修学旅行をきっかけにアルザス旅行をした東京製菓学校の学生たちのために、アルザス菓子講習会が、ストラスブール近郊の職人養成センターで開かれました。

センターの指導者には製パンのフランス最優秀職人(M.O.F.)と製菓(アイス部)の最優秀職人がいます。ジュント・ブルツ氏とヴィアール氏。特別に共同実技を行っていただきました。

アルザス特集菓子をたくさん見せていただいた中に、季節菓子のラマラの実技がありました。





伝統的に、仮親(洗礼時の名づけ親、必要な時は実の親に代わって子供の面倒をみる)がイースターの祝いにきた甥や姪にプレゼントしていたお菓子だそうで、ガレットとベニエとは違ってイースターの数日にかけてにしかつくらないそうです。


生地はなんにも香り付けしない、極めて素朴なお菓子です。スポンジよりももったりとしたものなので、絞り袋を使って耳のところに入るように型に流します。


特別な陶製の型を使いますので、型の準備から焼き上げまで作業の流れをお楽しみください。