2011/03/08

カーニバルのお菓子 様々なベニエ(beignets) (1)

今日はカーニバルです。

カトリック教会などの暦の中で、カー二パルとは四旬節に入る前に行われる祭りです。食事の節制と自粛の期間でもある四旬節に対して、カーニバルは逆に派手なパレードと祝宴を行い、節制の時期に入る前の最後の大騒ぎであると言えます。


そういったカーニバルに欠かせない食べ物の一つ、ベニエは油で揚げるこってりとしたお菓子。
と言っても、お菓子屋さんでは早いところではガレット・デ・ロワが去った途端(遅くて1月末)、ベニエを作り始めます。研修先ではベニエを作ってほとんど1ヶ月になります。

ベニエと言ったら、まず多分みんなが思い浮かべるのは、まん丸でむっちりとしたものです。地方によってはブール・ド・ベルリン(boule de Berlin)と読んだりします。

研修先ではベニエはまさに製パン部と製菓部の共同作業といえます。発酵生地(パート・ルヴェ、pâte levée)である生地はブランジェが用意し、朝は担当のパティシエがベニエをあげてフィーリングをし、粉砂糖をふって仕上げます。



















プレインのものもあれば、様々な味のベニエがあります。研修先ではこの種のベニエだけでも木苺ジャム、ブルーべりジャム、チョコレートなどなどなんと9種類までの種類を作っています。仕上げは型を使って違う模様をつけます。パティシエール(カスタード・クリームのこと)の入ったもの(チョコとプレーン、2種類ある)はさらにカップ紙に載せて区別をつけます。




















ベニエの時期になると、パティシエは本当に大変ですけど、売店の人も結構大変そうです。

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