2011/03/25

カーニバルのお菓子 様々なベニエ (2)

アルザス地方菓子にはさらにベニエ二種類があります。他の地域にもあったりするでしょうが、ここでは方言でschankala(schenkele)(「ご婦人の太腿(cuisses de dame)」という意)とscharwa (断片)と言います。fingerle(小さな指の形という意)というのもあるそうですが、研修先では作りません。


シャンカラはアモーンドパウダーの入ったのが特徴。発酵生地ではなくベーキング・パウダーの入った生地です。あげるとふっくらと真ん中が少し膨らみ、ももらしい形になります。成型プロセスはこんな感じになります。揚げるまで冷蔵庫で保管ができて便利。







テーブルの上に転がすように成型したり、手に持ち上げて成型したり、人によって技が違いますが、両端をあまり細く伸ばさないことがポイント。揚げるときにひっくり返る原因になるらしい。

シュルワのほうは菱形に切ったシンプルな生地の中心に線を引いて穴をあげます。その穴から片っ端を通してねじる。メルヴェーユ(merveilles) 、またはビューニュ(bugne)という名がフランス一般の通称のようです。

出来上がった両種のベニエ。シャンガラはシナモン風味の砂糖、シュルワは粉糖にまぶして仕上げる。





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