SALON DU CHOCOLATと違って旧市街の中心部ではなく、いつもサロンが開かれる特別な施設で行われました。
最近冷えこみつつあったアルザスですが、なぜかまた気暖かくなり、セーター姿の人を見かけることも少なくありませんでした。
サロンの面積は決して広いものではないですが、地元のチョコレート屋さんやフランス中から集められた商品、チョコレシピのデモンストレーション、講演会等などとても充実した催しでした。
久々の晴天にも拘わらず凄い混み様でした。それとも私のように皆さんも試食を狙ってお出かけ時間を選んだのかもしれません。子連れの人も結構多かったです。入り口で入場券と引き換えに小さなチョコレートをもらうと、そこからは次から次へとまるで試食王国。
こちらは南仏からやってきた Le Comptoir de Mathilde のブース。フランスではチョコレート・プラリネ・ペースト(ブランドで言えばNutella)が朝食の定番と言っていい位に定着していますが、このブースでは自家製ペースが多種多様にあり、塩味キャラメルの風味からパチパチと口の中にはぜるものまで、幅広く提供しています。
そして初めて目にしたこの面白いスプーン。実はインスタント・ホット・チョコレート用だそうです。カップに入れてホット・ミルクを注ぐだけという名案な仕掛け。それもやはり彩りみどりの種類がありました。
そして、同じブースで思いがけなくもう一つの出会いがありました。一目では梅干の甕だと思った物体がなんとラム酒付けのババでした。
それもチョコレートペーストと同じく、一年間半の賞味期限だそうです。すごいですねぇ。一年間半もシロップに漬かった生地はどういう感じだろうと、考えながら一口味見しました。驚くほど生地の弾力があって、ババそのままの味でした。ほかの商品と同じく「ラム酒」味のババだけでなくいろんなバージョンがありました。
グラン・マルニエ風味のババ |
そして今年とりわけ目についたのは、職人さんの遊び心を感じさせるチョコ達。
チョコのはさみ |
また思った以上の数のチョコラチエがココアの原料豆からチョコを生産していました。
Thiers市で店を構えているJean-Claude Museurのブースではココア豆の皮まで置いてありました。あぁ、買えばよかったなあとちょっと後悔しています。
パリのSALON DU CHOCOLATにも出店する SAVERNE市のJACQUES BOCKELでは チョコのシャツ |
またはチョコの大工道具 |
Thiers市で店を構えているJean-Claude Museurのブースではココア豆の皮まで置いてありました。あぁ、買えばよかったなあとちょっと後悔しています。
そしてBesançon市にあるLe CRIOLLOのブースもありました。アフリカのカメルーン国のココア生産連盟と特別契約を結び、アフリカのココア生産者が独立できるようにしているそうです。またフランスの工場ではチョコを作る過程が一般の人に公開されていて、自由見学ができるそうです。近くにこんなところがあったなんて・・・
子供コナーも一つ設けてありました。子供達はそこでとても真面目に型に色を塗っていました。
デモンストレーションや講演も開催されましたが、時間切れでした。残念。